これは『月刊KONMA08』(Vol.09)の過去記事をカテゴリー別に分け記事を加筆・再編集したものです。
新実のとびら File.07
もうすっかり冬…
身も心も寒い季節になりましたね??
こんな寒い日には【怪談話】などいかがでしょうか?
今からお話するのは実際に私が体験した事実です。
怖いのが苦手な方はこの先読まないことをお勧めしますね…。
あれは30年ほど昔…学校を卒業して独り暮らしをしていました。
駅からは割と近かったのですが築年数が古くお風呂は無しの共同トイレのワンルームで家賃が7000円という格安な物件でした。
4階建ての40部屋ほどあった団地のような建物には数人住んでいて夜な夜な中国か韓国だかのアジアンなメロディが流れてきたり廊下から聞きなれない言葉で叫んでる人がいたりと賑やかな建物でした。
なので私も気兼ねなく友達を呼び連日宴会な日々を過ごしてました。
ある夏の夜…
クーラーも何もないその部屋はいつもより寝苦しかった。
あまりにも暑かったので部屋のドアも全快で寝ていた…。
ら…。
何の気配も感じなかったのだが急激にお腹に重みが加わり変な温もりを感じた。
金縛りとは違うけども何か息苦しい…でも人の気配ではない。
薄目を開けても何も見えない…。
何かがモソモソとお腹の上で動きだした…。
『アカン!』
耐えきれなくなった私は渾身の力を振り絞り全力で起き上がった!
フギャ~!
『フギャ~?』慌てて照明を点けた…。
私の目の前にいたのは…
こちらケモケモも真夏の怪談話を臨場感たっぷりに描いてます。
そして本ちゃんの本格怪談100物語はコチラ。
どちらも怖いお話ですよぉ。
あ…忘れてましたね。
『フギャ~』と泣いて私のお腹にいた生き物(?)の正体は…
子猫が3匹…でした。
ミャーミャー私のお腹の上で泣いていたのでした。
その後三日ほど私の部屋に居座っておりましたがキャットフードをくれる人のところへ移動しておりました…ちゃっかりしてるネコちゃん達でした…
どうやって私の部屋に来たのか…なぜ来たのか…真実はネコちゃんたちしか分からない…
三男(小2)の描いたコレが1番怖い??