週刊KONMA08

『週末息子と見る映画』のKONMA08の趣味の世界へようこそ♪

旅人物語 第十二話

こんにちは~!!

最近非常に涙もろくなった5児の父イケコンことKONMA08です!

私が18歳の夏休みに挑戦した北海道片道切符の旅の話です。

konma08.hatenadiary.jp

 

《前回までのあらすじ》

 当時18歳のKONMA少年は【青春の18キップ】片手に大阪を旅立ち三日目にして念願の北海道の大地にガンダムの第1話のように立った。

そしてあ~だこ~だあった私は札幌近辺を観光しようと普通の旅行バックにサンダル姿で歩いて札幌芸術の森という場所を目指したが…

※【青春の18キップ】1枚の切符で1日中JR線の急行電車までなら乗り放題の切符。5枚綴りで当時は1万円(現在は11850円)でした。

 

旅人物語 第十二話 

ようやく札幌芸術の森に辿り着くが…

日記にはこう書いてあった…

『この暑さに耐えきれず川に入りながら歩き…ふんでふんで着いた。はちゃめちゃに長い…もう死んだ死んだ…』

と。

せっかく着いた札幌芸術の森のことが書かれてなかった…日記には。

そして私の記憶にもこの公園がどんなだったのかまるで残っていない…

なぜならこの後…さらなる試練(?)が私を待ち受けてるからだ!!

日記にはこう続いていた…

『もう死んだ死んだ…。で、そっから滝野すずらん丘陵公園まで歩いて来たんだけども…』

この札幌芸術の森から滝野すずらん丘陵公園までの道のりが恐怖の始まりなのでした…。

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歩き疲れた私はしばらく札幌芸術の森で休んだあと

『確か滝野すずらん丘陵公園っていうのがこのへんにあったはずや…滝って名前が書いてあるしせっかくやからそこで寝ようか?』

札幌駅に(またあの地獄のロードを) 戻るよりは滝野すずらん丘陵公園の方が近いんとちがうかな??…なんて甘い考えが私を恐怖の坩堝に陥れるっ!!

まだ日の明るい夕方に札幌芸術の森を出た私は疲れた身体にムチ打って歩いた…。

前回の十一話で北海道に住まわれてる青空 ぷらす (id:aozprapurasu)さんのコメントに中島公園から札幌芸術の森まで12Km以上でそこから滝野すずらん丘陵公園まで10Km。合計22Km以上を歩きで…若さって凄いですねぇ』と…。

ただただ道路に表示されている【滝野すずらん丘陵公園】という看板だけを頼りにトボトボと歩く…山道をトボトボと…

日が沈み始めた頃にやっと気付くのである…

『この山道には外灯がなぁ~いっ!!!』と…

30年も前のこと。

コンビニはもちろんのこと自動販売機もなく山のふもとには町の灯りも見えず車も通らない北海道の山道…暑さでのども渇いていたが水筒も何も持ってないノ~天気男の私。日が沈むとだんだんと真っ暗になり肌寒くて私の三杉純のようなガラスのハートドキドキハラハラが止まらなかった。

三杉純?? 誰??…ググって下さい。

が…しかし。

ふと空を見上げると大阪では見たこともないような星たちが大地を照らしていた。

が…上を向けば明るいですが山道はもう闇ですわ。

やがて目もなれてきて何とか道は分かるようになってきた。

それでも人の気配はもちろん車も通らない山の夜道はとてつもなく恐ろしかったに違いない…記憶では暗い看板の文字しか覚えてないねんけどね。

そして何時かは分かりませんが滝野すずらん丘陵公園の看板が見えました!!

『おぉ~っ!! やっと着いた~!! …??』

そう…やっと着いた滝野すずらん丘陵公園

あんなに夢みた滝野すずらん丘陵公園

暗い夜道を歩いてきた滝野すずらん丘陵公園

ぼくらの仲間だ滝野すずらん丘陵公園

なのにそこにはでかでかと入場門があり…

閉まってました…

『ウソやん…』

普通に無料で入れる公園やと思ってたのに…入場門とな??

そして私はそのまま近くにあった駐車場でバタンと倒れ込むように深い眠りにつくのでありますが…

   …つづく 

 

本日は最後まで読んで下さりありがとうございました。

ホンマに何度も書きますがいつも暖かなコメントをありがとうございます。

更新日の日はコメントを読めるのが楽しみでワクワクしております。

できる限り皆様のブログにもお邪魔したいと思っておりますので

これからもどうぞ宜しくお願いしますね。

お時間のある時にでも遊びに来て下さいね。

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